蒼の封印 全7巻 (小学館文庫) / 篠原千絵
完結済の長編少女漫画を一気読みしたくなり、未読のものを色々読んでます。
と、いうわけで、「蒼の封印」全巻を読んでのネタバレ感想です。
これはもう、ラストの真実に驚愕。
高雄が美味しいとこ全部持ってったよ…
少女漫画では、報われなさそうなキャラに肩入れしてしまうので、
高雄の行く末は気になってたけど、まさか、そんな伏線だったとは。
愛が深すぎます…旦那。
彬が霞みます…
すっかり高雄派でございます。
高雄は死んで鬼は滅び、彬と蒼子は無事結ばれて…的な流れだろうと思ってたので、
恋愛部分はさらっと流してストーリーのみ追ってた感じだったんだけど。
最後まで読んだら評価一変。
高雄が実は真のヒーローだったんでは…と思います。
無償の愛というか自己犠牲的な愛というか。切ないなあ。
主人公的にはハッピーエンドなんだけど、切ない余韻も残る作品でした。