なないろ読書手帖

漫画や小説の感想など。。

静かなるドン (マンサンコミックス) / 新田たつお

静かなるドン 104 (マンサンコミックス)

つい最近読み始めました。


表の顔と裏の顔、二面性を持つヒーロー(orアウトロー)ものが好きで、気になってはいたんですが。何せ100巻以上と長いし中々手が出なかった。
だけど、ネットであと数回で最終回!ってのをみて、これを機に読んでみようと。


そしたらこれが、めちゃくちゃ面白い!
表紙からして重々しい、シリアスオンリーな物語を想像してたんだけど、
良い意味で想像と違った。
コミカルとシリアスのバランスが絶妙で、特にギャグのぶっ飛び具合が最高!
今まで読まなかったのが悔やまれる…
こんだけ長いのに疾走感がハンパなく、常に一定の面白さを保ってるのもすごい。


ストーリーもさる事ながらキャラクターが魅力的なのが大きいのかなーと。
個人的にいちばん好きなのは主人公の静也。
カタギの時はユーモアたっぷりお調子者な三枚目キャラなのに、ヤクザの時は冷静沈着な切れ者で、めちゃくちゃ強い。どちらが欠けても面白くないし、そのギャップがいい。(脇役では乳栗・猪首押し)


そしてやっぱり女性目線的ポイントは静也と秋野のロマンスでしょうか。
読者層からいって、ロマンスは添え物程度かと思ってたら、主軸だった。。
ほとんど離れてるしプラトニックでストイックなふたりなんだけど、
10年以上に渡るロマンスで、その一途さがいい。
カタギ時の静也と秋野のかけあいが好きv微笑ましい。
女性ファンも意外と多いようですが、わかるな。


12/18発売のマンサンで最終回みたいですね。
作者は単純なハッピーエンドにはしないと明言してるようですが果たして?
個人的にアンハッピーエンドも嫌いじゃないので、印象に残るラストを楽しみにしてます♪