なないろ読書手帖

漫画や小説の感想など。。

繕い裁つ人 1~5 (KCデラックス) / 池辺葵

繕い裁つ人(1) (KCデラックス)

●ネタバレ感想
既刊5巻まで読了。

表情、間、コマ運び、台詞回し…どれもが素敵で。
またひとつ、続きがたのしみな漫画が増えました^^

市江と藤井さんの距離感が良いですね。
直接的な恋愛描写は無いのですが、二人の間に漂う、じんわり、温かくなるような、空気感。この語りすぎなさが、想像の余地があって良いんですよね~
多くは語らずとも、表情と間で読ませるなぁ。

市江の年齢、勝手にアラサーと推測しているんですけども。
これくらいの年齢って、自分なりの生き方とか、ポリシーとかが、確立されてくるんだけども、環境変化は起こりやすい年代で。(公私ともに…)
だけど、生き方をがらりと変えるには少し勇気がいるような年齢…な気がしています。
(あくまで主観ですが。)

藤井さんのパリ行きで、ふたりの中に何か変化が訪れそうだなーと。
少なくとも、市江のなかで、今後、何かが変化するんじゃないかと。
それを暗示するようなエピソードもありましたしね。
続きが楽しみですv

実写映画化するそうですが、あの空気感がどんな風に再現されるのか気になるな~。