仮面のささやき (MIRA文庫) / ナンシー・ウォレン
同じ法律事務所に勤める同僚で、親友同士でもあるヒーローとヒロイン。
ヒーローは密かにヒロインを愛しているが、ヒロインはその事に全く気付かない。
昼の顔と夜の顔、二つの異なる顔を持つヒーロー。
偶然夜の顔に出会ってしまったヒロインは、その正体に気付かないまま、ヒーローに溺れていく。正体をばらせないヒーローは、段々と激しいジレンマに陥って…
という構図。
ヒーローが作り出した夜の顔・ネプチューンに、ヒロインのみならず
ヒーロー自身が翻弄されていくさまにぐいぐい引き込まれて一気読み。
官能的でありつつもふたりの揺れ動く心情が切なく、面白かったです。
元々こういう二面性を持つヒーローが出てくる話にめっぽう弱いのです。
正体がいつばれるのかのドキドキ感が堪らない♪
ロマ本で他にこういうパターンのお話があるならぜひ読みたい☆