なないろ読書手帖

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シャーロットの冒険 (ハーレクイン文庫) / デボラ・シモンズ

シャーロットの冒険 (ハーレクイン文庫)

同作者の尼僧院から来た花嫁 (ハーレクイン文庫)が面白かったので読んでみました♪


●ネタバレ感想


一言。


「シャーロット、天然小悪魔すぎるでぇ…」


なんかに似てると思ったら萌え系ラブコメマンガのヒロインだ!男性向けの。
巨乳がはちきれんばかりなドレスで服濡らしてみたり。
ヒーローの太腿に飲み物ぶちまけてスキンシップで寸止め食らわせてみたり。
これをすべて天然でやられた日には…。
男性にたまらん要素が詰まってる感じのヒロインですね!


物語の大部分がヒーロー側からの視点で描かれているので、
シャーロットの小悪魔的なふるまいに「こら、落ちるわ」と思わずには。
したたかすぎます…これで17歳だなんて!末恐ろしい。
そんな彼女にコロっと落ちてしまう伯爵様はちょっとロ○の気あり?
年の差好きなので万事OK!


シャーロットの、自分の魅力を分かっててぐいぐい押していく姿はなんとも現代的。
そんなシャーロットに翻弄される伯爵様はなんともキュート。
身分の差だとか、世間体だとかに惑わされて、自分の気持ちを認めようとしないのに、
シャーロットに群がる求婚者はことごとく蹴散らしてしまうあたり。
悶々と耐える描写が延々続くんだけど、そこがいい(笑)


ロマンスは、すんなりくっつくよりも、寸止めでとことんじらす方が面白い!
と思う今日このごろ。(身体的な結びつきじゃなくて精神的に)
デボラ・シモンズってその辺の駆け引きが上手いのかな〜。2冊読んだ感想。


他の作品もボチボチ読んでいきたいな〜